世界大百科事典(旧版)内の粉ひき臼の言及
【農具】より
…刈取りは半月鎌で行われ,脱穀は数頭の雄牛に踏ませる牛蹄脱穀が多いが,2頭の雄牛に石製のローラーを引かせて行うこともある。風選は箕で上から落とす方法であり,粒食の場合の精白は木製の竪杵と石の臼で,また製粉は円盤状の二枚石を組み合わせたロータリー・カーンrotary quern(粉ひき臼)でなされる。 華北のミレット農耕では,耕起は長床の枠型犂(中国犂)を牛馬にひかせて行うが,1頭用の揺動犂なので役畜には2本の綱で結ぶ。…
※「粉ひき臼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」