粒界反応型析出(読み)りゅうかいはんのうがたせきしゅつ

世界大百科事典(旧版)内の粒界反応型析出の言及

【析出硬化】より

…このような核生成・成長型の析出とは異なり,母相内の局部的な濃度変動が拡大・成長して析出相を生じるというスピノーダル分解型析出もあるが,これは一部の高濃度合金に限られる。このほかに,粒界から析出が開始し,粒内に析出領域が広がっていく粒界反応型析出と呼ばれる析出様式もある。この粒界反応型析出を生じると合金が軟化することが多く,Cu‐Be合金などではこの防止のためにコバルトCoが少量添加されている。…

※「粒界反応型析出」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android