世界大百科事典(旧版)内の粒界反応型析出の言及
【析出硬化】より
…このような核生成・成長型の析出とは異なり,母相内の局部的な濃度変動が拡大・成長して析出相を生じるというスピノーダル分解型析出もあるが,これは一部の高濃度合金に限られる。このほかに,粒界から析出が開始し,粒内に析出領域が広がっていく粒界反応型析出と呼ばれる析出様式もある。この粒界反応型析出を生じると合金が軟化することが多く,Cu‐Be合金などではこの防止のためにコバルトCoが少量添加されている。…
※「粒界反応型析出」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」