世界大百科事典(旧版)内の粘性散逸の言及
【粘性】より
…また高分子溶液などにみられるニュートンの法則から外れた粘性を非ニュートン粘性といい,そのような流体を非ニュートン流体と呼ぶ。いずれにしても粘性が働くことによって運動エネルギーは熱エネルギーに転化するが,これを粘性散逸という。
[運動と粘性]
粘性が流体中を運動する物体や管内の流れなどに及ぼす効果は,流体の慣性による力(流体の密度をρ,代表速度をUとするとき,単位面積当りρU2の程度)と,粘性力τ(物体の代表長さをLとするときμU/Lの程度)の比であるレーノルズ数Re=UL/νで定まる。…
※「粘性散逸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」