糸仲買(読み)いとなかがい

世界大百科事典(旧版)内の糸仲買の言及

【和糸問屋】より

…和糸は17世紀前半から後半にかけて,とくに近江,美濃をはじめとして国内諸国で生産され,京都へ移入されるようになり,生糸供給を補完したが,需要増大と白糸供給の不安定さ,国産奨励政策もあって,18世紀半ばごろまでには京都機業への供給においても大宗を占めるに至った。 和糸問屋は,和糸生産の増大とともに発生し,生産地荷主→京都和糸問屋→糸仲買→西陣織屋・組糸屋等,の流通過程の一端を担った。荷主と糸仲買両方から得る口銭と,荷主に対する前貸金利息とをおもな収入とした。…

※「糸仲買」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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