糸元師(読み)いともとし

世界大百科事典(旧版)内の糸元師の言及

【生糸】より

…当時の繰糸技術は胴取や手挽(てびき)と呼ばれたごく簡単なものであったが,19世紀に入るころ糸枠の回転を歯車やベルトによって加速する座繰が発明された。生糸生産はおもに農家の副業として行われ,糸師ないし糸元師と呼ばれる商人が生糸を買い集めたが,彼らのなかには原料繭を買い集めて農家へ配り賃挽をさせる前貸問屋制を営む者もあった。 1859年(安政6)の開港は輸出向け生糸生産を激増させた。…

※「糸元師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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