世界大百科事典(旧版)内の純系選抜の言及
【分離育種】より
…たとえば,導入育種を実施するときや,いずれの育種法を用いる場合にも新品種の育成後,その品種特性を維持するときに,分離育種法の操作はひじょうに有効である。 分離育種法は純系選抜法,集団選抜法,栄養系分離法に分けられる。純系選抜法はおもにイネ,コムギなど自殖性作物に適用され,好ましい個体を順次選抜して育成された新品種は一つの純系(自殖した次世代の個体間に遺伝質の変異がほとんどない個体群)になっている。…
※「純系選抜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」