世界大百科事典(旧版)内の紙型鉛版法の言及
【印刷機】より
… しかし,さらに高速を目指すには版盤も円筒状にした輪転式が望ましい。活版を円筒状にするには紙型鉛版法の発明をまたなければならず,それ以前のアメリカのR.ホーの輪転機(1830ころ),フランスのマリノニ輪転機では円筒面に活字を固定させて版胴としていたが,それでも1時間両面刷り1万8000枚くらいの能力があった。1860年ころ紙型鉛版法が発明され,完全な丸版ができるようになり,マリノニ社によって巻取紙に印刷する現在の輪転機が完成された。…
※「紙型鉛版法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」