紫野斎院(読み)むらさきのさいいん

世界大百科事典(旧版)内の紫野斎院の言及

【斎院】より

…卜定によって斎院となった女性は宮城内に設けられた初斎院での3年間の潔斎を経て斎院(場所としての)に移る。その場所は一条大路の北方,紫野に所在したため紫野斎院とか略して紫野院と呼ばれ,単に野宮(ののみや)とも称した。今日の京都市上京区の七野(ななの)神社がその跡という。…

【紫野】より

…平安京北郊で宮廷の遊猟地であった。賀茂斎王の御所紫野斎院があったので,それにちなむ歌が多い。〈白砂の豊みてぐらをとりもちていはひぞそむる紫の野に〉(《後拾遺集》巻二十,藤原長能)など。…

※「紫野斎院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む