世界大百科事典(旧版)内の細塔婆の言及
【経木】より
…これは古代インドでパルミラヤシの葉を大きな短冊形に切って経文を書いた貝多羅葉(ばいたらよう)の古制をとどめるもので,厚さ2~3mmの片木を24.2cm×1.8cmほどに切りそろえ,その両面に各1行17字ずつの経文を書き,20枚ほどを単位として束ねた。望月信亨の《仏教大辞典》はこれを〈笹塔婆,細塔婆,或は木簡写経とも云ふ〉としている。笹塔婆,細塔婆はいずれも〈ささとうば〉と読むが,いまでは経木塔婆,水塔婆と呼ぶことが多い。…
※「細塔婆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」