世界大百科事典(旧版)内の紺灰座の言及
【灰】より
…【中原 勝儼】
【灰の利用と習俗】
[日本における灰の民俗]
日本は灰の利用の進んだ国であり,肥料,染色,製紙,あく抜き,中和,殺菌薬用,洗剤,焼物の釉(うわぐすり)など多様な使われ方をし,灰色という色名もある。染色に用いる灰は早くから商品化され,16世紀初頭には和泉国日根郡には紺屋に売る灰を生産する紺灰座があった。また近世初頭の文化人としても著名な灰屋紹益(しようえき)(佐野紹益)を出した灰屋は,京都で紺灰を扱う豪商であった。…
※「紺灰座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」