世界大百科事典(旧版)内の経カテーテル塞栓療法の言及
【血管撮影】より
…現在血管撮影に用いられている造影剤はベンゼン核にヨード3原子が結合したトリヨード化合物であり,これが血管内に入った状態でX線撮影を行うと,ヨード原子によるX線の吸収が大きいため造影剤の入っていない他の人体組織の中から血管のみが浮き出した形で描出される。 血管撮影の手技は病変の診断のみならず,カテーテルを介しての急性出血や腫瘍の治療に応用されたり(経カテーテル塞栓療法),動脈の狭窄を特殊なバルーン状のカテーテルでひろげる治療(経皮カテーテル血管形成術)にも応用されている。【蜂屋 順一】。…
※「経カテーテル塞栓療法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」