経営戦略論(読み)けいえいせんりゃくろん

ASCII.jpデジタル用語辞典 「経営戦略論」の解説

経営戦略論

経営戦略論とは、企業の経営戦略に関する研究を行なう学問分野。また、企業が経営戦略を構築する上で裏づけとなる方法論としての側面も持つ。かつては引退した経営者がビジネススクール授業を行ない、自ら経験則を議論し、学問分野にフィードバックさせることが経営戦略論の中心であった。しかし、経営戦略論は1980年代に、次第に経験則を土台とする学問から、学術理論を土台とする学問に移行し、現在では経営学の研究者がモデル概念、理論を様々な現実ケースに応用することを目的とする学問分野になっている。

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世界大百科事典(旧版)内の経営戦略論の言及

【経営学】より

…この流れはサービスや情報を扱う企業であっても,基本的には同じである。この流れのなかで,まずどのような事業領域を選択するかの問題があり,これが経営戦略論の主題になっている。またその事業を行うための資金調達や投資活動を問題にするのが,経営財務論である。…

※「経営戦略論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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