経度測定時計(読み)けいどそくていどけい

世界大百科事典(旧版)内の経度測定時計の言及

【時計】より

…重大な難破で貴重な船,積荷,人命が失われることはしばしばであり,各国で多額の賞金をかけた経度測定法発見の奨励が行われ,イギリスのJ.ハリソンが完成した時計が1762年および64年に経度委員会の定めた基準を上回る成績を実際航海で実証した。この後も優れた時計師たちが経度測定時計(クロノメーター)に挑戦し,温度補正や等時性の改良に役だつ装置を考案,これが一般の時計の精度を著しく向上させる結果となった。
[小型化と大量生産]
 17世紀半ばの技術革新に引き続き,18世紀,19世紀にかけて脱進機とてんぷに重要な考案,改良が行われ,また新しい合金やルビー製軸受の発明も精度向上,小型化,製造の容易化などに非常に貢献している。…

※「経度測定時計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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