《経済学概論》(読み)けいざいがくがいろん

世界大百科事典(旧版)内の《経済学概論》の言及

【セー】より

…フランス革命の開始とともに,出版の自由に関する論文を書いたり,V.R.ミラボーの刊行していた《プロバンス通信》,さらに《哲学・文学・政治論集》の編集者として活躍。ついでナポレオン執政政府の法制審議院の財政委員となり(1799),在職中に主著《経済学概論》(1803)を出版。その自由主義的主張がナポレオンの財政政策と対立し,修正を拒否して辞職。…

【シーニアー】より

…25‐30年オックスフォード大学ドラモンド経済学講座の初代教授を務め,47‐52年ふたたび同じ地位につく。1836年に主著《経済学概論》を著し,リカード理論の修正,展開をはかった。これは厳密な演繹的方法で書かれた古典派経済学の代表的書物の一つで,とりわけ利潤についての節欲説abstinence theoryは有名である。…

※「《経済学概論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む