世界大百科事典(旧版)内の経済社会評議会の言及
【フランス】より
…両院からそれぞれ選出された12名ずつの議員をもって構成される。(4)経済社会評議会Conseil Économique et Social 経済・社会問題に関する計画案や政府提出の法律案について,政府の諮問を受けて意見を答申する。諮問機関ではあるが,また自発的に経済・社会問題につき必要と考えられる改革案を作成し,政府に提案することができる。…
【ヨーロッパ連合】より
…それらに基づき,すべての分野での経済統合をめざすヨーロッパ経済共同体(EEC)と,原子力エネルギーの共同開発と共同管理機構であるヨーロッパ原子力共同体(ユーラトム)が58年に設立された。 これら三つの共同体には,共通の機関として,諮問機関である総会(1962年にヨーロッパ議会と改称)と経済社会評議会(ESC),紛争の司法的な解決を行うEC裁判所が設置されていたが,意思決定機関である理事会と執行機関である委員会(ECSCは最高機関)は別個になっていた。しかし1985年4月には融合条約が調印され,単一のEC理事会(通称は閣僚理事会)と単一のEC委員会に統一されることになり,1967年7月1日に3共同体は機構的に統一され,以後ヨーロッパ共同体(EC)と呼ばれることになった。…
※「経済社会評議会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」