世界大百科事典(旧版)内の結晶誘発性発症の言及
【痛風】より
…この関節炎は,足の母指が70%で,他の場所,足関節,アキレス腱の周囲,膝関節や,まれには手指にも起こる。 この急性症状は,尿酸塩が結晶となって関節や関節周囲に滲出して多核白血球がこれを食べ,その際放出する酵素や催炎物質によって起こるもので,これを結晶誘発性発症と呼んでいる。 このように,急性関節炎の症状は高尿酸血症が続いているかぎり,再三にわたって繰り返され慢性化していく。…
※「結晶誘発性発症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」