世界大百科事典(旧版)内の結核検診の言及
【結核】より
…しかし,実際に新たに発見された患者について調べてみると,大部分が自覚症状を訴えていることが明らかにされ,患者の早期発見には,自覚症状の起こったときにまず医師の診察を受けることが最もたいせつであることがわかった。これまでは全国民一律に胸部X線検査を主とした定期的結核検診が行われてきたが,選択的健康診断方式が採用され,結核予防法が改正された83年4月1日以降,高校生までの健康診断・予防接種の実施方式が変更された。すなわち,0~3歳の間にツベルクリン反応を1回行い,小学校1年生・中学校1年生と高校1年生の全員に対して,ツベルクリン反応と間接撮影による健康診断を行う(ただし高校1年生ではツ反応検査は略す)。…
※「結核検診」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」