世界大百科事典(旧版)内の統帥権独立制度の言及
【統帥権】より
…なお,戦後自衛隊の最高指揮権は内閣総理大臣にある(自衛隊法7条)。統帥部が政府や議会から独立する,いわゆる統帥権独立制度の下にある国家は,第1次大戦までのドイツ,第2次大戦までの日本のごとく君主権力が強く,寡頭制の国家であり,制度的に政府や議会の統制下に統帥権が置かれている国家は,イギリス,アメリカなどのごとくデモクラシーの国家である。後者の場合には,統帥の権能も一般の国政と同様に扱われ,シビリアン・コントロール(文民統制)が原則として採用されている。…
※「統帥権独立制度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」