世界大百科事典(旧版)内の絵羽子板の言及
【羽子板】より
…ムクロジの実に羽毛をさしたものが〈はご(羽子)〉〈こぎのこ〉であり,現在の〈はね〉である。羽子板については《私可多咄》(1659)に,しゃくの虫というものはそのまま羽子板のようなものとたとえられ,笏(しやく)のような細長い形であることがわかるが,この板に絵などを描いた絵羽子板も古くからあった。その一つが左義長羽子板で,宮中の左義長の行事を描いたものであったが,近代になると絵柄は一定していない。…
※「絵羽子板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」