世界大百科事典(旧版)内の絶対検出限界の言及
【検出限界】より
…確認限界ともいう。化学分析において,ある化学反応を用いて検出しうる物質の最小質量として定義された概念であったが,近年の機器分析法の発展により,機器分析法を含めた分析法によって検出されうる物質の最低濃度(または最小質量,この場合には絶対検出限界として区別することがある)であると定義される。化学分析では物質の確認,検出は反応による色の変化,沈殿の生成を目視法や顕微鏡下で認識することが主であったが,機器分析法では物質の検出は対応する物質の量,性質,構造,形態の変化に対応する電気的信号として記録計やメーター上に取り出される。…
※「絶対検出限界」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」