世界大百科事典(旧版)内の総合消費税の言及
【消費税】より
…狭義に消費税というときには,間接消費税のみを指すことが一般的である。 直接消費税には,個別的直接消費税と総合消費税とがある。個別的消費税は個別の消費支出に課されるもので,1989年の消費税導入以前の制度では国税に通行税,入場税などがあり,おのおの乗客,入場者から運賃,入場料金とともに徴収され,地方税では道府県税として娯楽施設利用税,料理飲食等消費税,市町村税として電気税,ガス税,広告税などがある。…
【租税】より
…現代国家の政府収入は,大別すれば次の六つの源泉をもっている。(1)租税収入,(2)借入収入,(3)紙幣創造による収入,(4)財・用役の販売収入,(5)政府間の借款による収入,(6)その他(罰金等)。これらの収入源は,すべて同一のウェイトをもつものではない。近代国家はその本質上,〈租税国家〉であるといわれているように,資本主義国家の主要な収入源は,おしなべて租税である。
【定義と特性】
租税とは,国家または地方公共体が一般経費の財源調達のために,個別的な反対給付なくして,民間経済から強制的に徴収する貨幣または財・用役をいう。…
※「総合消費税」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」