総計予算主義(読み)そうけいよさんしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内の総計予算主義の言及

【会計法】より

…憲法83~91条参照)に照応する予算・決算その他財政の基本に関する事項は財政法(1947公布)において定められることになった。たとえば,総計予算主義(歳入・歳出のすべてを予算に編入する原則。財政法14条),単一予算原則(一会計年度の予算を単一のものとして,歳入・歳出を一会計の下に経理する原則。…

【歳入・歳出】より

…たとえ歳入と歳出のある項目が互いに関連するものであっても,これらを相殺して歳入・歳出いずれか差額の予算としてはならないこととされている。このことは,当該年度の歳入・歳出の全体像を明らかにし,国家の財政活動が予算を通じて把握されることを可能にし,これを通じて経理の適正化,予算執行の責任の明確化等を確保するために必要なことであり,これを総計予算主義といっている。 このようにして予算に計上された歳入・歳出の見積りを歳入歳出予算というが,これは予算総則,継続費,繰越明許費および国庫債務負担行為とともに予算の一部を構成するものである。…

※「総計予算主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」