世界大百科事典(旧版)内の総音程音列の言及
【セリー】より
…音列の性格は作曲家が曲を構想するうえで重要な意味をもつ。 図2(この音列はベルクのオリジナルではなく,F.クラインが1921年に用いたもの)は前半と後半の音程関係が左右対称であり,さらにどちらかの音程を転回すると短2度~長7度までオクターブ内のすべての音程を含むため,総音程音列と呼ばれる。 図3はきわめて緊密な音程関係で構成されており,こうした音列はI10=R1,R10I=O1であるため,音列の総数は24種となる(図2も,O1=R7で24種)。…
※「総音程音列」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」