世界大百科事典(旧版)内の縄目文土器文化の言及
【闘斧】より
…この系譜に連なる闘斧は,以後広くユーラシア大陸に分布するが,とくに注目されるのは,前2000年代に東はボルガ川から西はライン川,北は北欧から南はスイスに至る地域に分布する磨製の石製闘斧である。この闘斧は縄を押しつけて帯状に文様をつけた壺形土器を特徴とする縄目文土器文化および同系統の文化に属し,円形墳に埋葬された男性の副葬品となっている。これらの文化では,農耕とともに牧畜が盛行し,車と馬を伴うなど共通するところが多く,闘斧文化の名称で統括されることがある。…
※「縄目文土器文化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」