世界大百科事典(旧版)内の縦収差曲線の言及
【収差】より
…(1)球面収差 光軸上の1点から出た光線がレンズを通過後,軸上の1点に集まらないで前後にずれる現象(図a)。球面収差を表すには,縦軸に光線の入射高を,横軸にこのずれ量を表示した,いわゆる縦収差曲線が広く用いられ,ザイデルの近似の範囲ではこの曲線は二次曲線になる。しかし現代の明るい写真レンズでは,実際には開口の周辺で再び近軸像点のほうに戻ってくるような補正が行われている。…
※「縦収差曲線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」