世界大百科事典(旧版)内の繊維産業再建三ヵ年計画の言及
【繊維工業】より
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【戦後の繊維工業】
第2次大戦によって多大な損害を受けた繊維工業も,大戦後には,国民衣料の補給と経済復興に不可欠な輸出拡大の担い手として,その復活に期待がかけられた。1946年に商工省はGHQの意向を受けて〈繊維産業再建三ヵ年計画〉を策定したのに対し,翌年にはGHQから設備復元の中間水準(綿紡績400万錘,レーヨン年産15万t,スフ紡績50万錘)が指示され,これに基づいて設備復元が図られた。当初は,資金,資材,燃料不足等によって設備復元は円滑に進展しなかったが,49年ころまでにはほぼ完了した。…
※「繊維産業再建三ヵ年計画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」