世界大百科事典(旧版)内の織物業の言及
【産業革命】より
…しかし,イギリスと違って世界市場を握りえなかっただけに,フランスでは綿業が圧倒的な比重をもつことはなく,麻類や絹織物が重要な位置を占めた。絹織物業は産業革命初期の段階では綿業より高い成長率をもち,大衆消費財よりは奢侈的な高級品生産を志向してきたこの国の経済構造をよく示している。製鉄業も,1820年ころからパドル法が導入されて急激な成長を遂げた。…
【繊維工業】より
…繊維原料または繊維を加工して繊維製品を生産する工業。具体的には生糸を製造する製糸業,綿,化学繊維,羊毛,絹,麻などの糸を製造する紡績業,撚糸(よりいと)を製造する撚糸(ねんし)製造業,各繊維の糸から織物を製造する織物業(織物工業),ニット製品を製造するニット製造業,糸,織物などの染色,漂白などを行う染色整理業,綱や漁網を製造する綱・網製造業,レースや組紐(くみひも)などを製造するレース・繊維雑品製造業などがある。洋服などのファッション性の強い繊維製品については〈アパレル産業〉〈ファッション産業〉の項目を参照されたい。…
※「織物業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」