世界大百科事典(旧版)内の罪業妄想の言及
【罪責感】より
…鬱(うつ)病の病前性格であるメランコリー型,あるいは執着性格の特徴の一つである過敏な罪責感は,日独両国に顕著であるといわれる。罪責感には正常な範囲のものから,神経症レベルのもの,精神病(ことに鬱病)レベルのものがあり,後者では罪業妄想delusion of culpabilityの形をとることが多い。【飯田 真】。…
【妄想】より
…(2)誇大的内容のもの たとえば誇大妄想,血統妄想(高貴な出であると確信するもの),発明妄想(世紀の大発明を行ったなどと確信するもの)など。(3)卑下した内容 たとえば心気妄想(身体的異常を確信するもの),罪業妄想(自分が罪深いと確信するもの),微少妄想(財産,地位,健康などの過少を確信するもの)など。そのほか動物や神が憑(つ)いていると確信する憑依妄想がある。…
※「罪業妄想」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」