置換不活性錯体(読み)チカンフカッセイサクタイ

化学辞典 第2版 「置換不活性錯体」の解説

置換不活性錯体
チカンフカッセイサクタイ
inert complex

[別用語参照]レービル錯体

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の置換不活性錯体の言及

【錯体】より

…錯体中の配位子が水溶液中で水あるいは他の配位子により置換される反応の速度は,個々の配位子の種類にはあまり関係がなく,錯体の電子状態によりほぼ決まってしまうことがタウベH.Taube(1952)により指摘された。CoIII,PtII錯体のように置換の遅いものを置換不活性錯体,CuII,NiII錯体のように置換が一瞬のうちに起こるものを置換活性錯体という。前者はおもに低スピン錯体およびd3錯体であり,後者はその他の電子状態の錯体である。…

※「置換不活性錯体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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