世界大百科事典(旧版)内の羊毛ケラチンの言及
【ケラチン】より
…羊毛の例では2倍長に引き伸ばしても元通りに復元する。羊毛ケラチンは5.15Åの周期構造をもつαケラチンであるが,伸長すると6.64Åのβケラチンに変化し,この転移は可逆的である。なお,パーマネントウェーブはチオグリコール酸のような還元剤でポリペプチド鎖間のS-S結合を切断しておいて毛髪を望む形に整え,ついで過酸化水素液のような酸化剤によって再び結合を形成させて髪形を半永久的に固定するものである。…
※「羊毛ケラチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」