義経記物(読み)ぎけいきもの

世界大百科事典(旧版)内の義経記物の言及

【源平合戦物】より

…なお,屋島の合戦に活躍した平家方の勇士景清を主人公とする歌舞伎の《錣引(しころびき)》以下,その敗北後のさまを描いた浄瑠璃《壇浦兜軍記》《嬢景清八島日記(むすめかげきよやしまにつき)》や歌舞伎十八番の《景清》など一群の作品もこの系統に属するものといえよう。これらのうち,伊豆に配流された頼朝の雌伏時代を描いた諸作を別に〈伊豆日記物〉と呼び,また,義経の事跡をとりあげているものを,源平合戦後の《義経腰越状》や《勧進帳》などをも含めて,〈義経記物〉と総称することもある。【原 道生】。…

※「義経記物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android