世界大百科事典(旧版)内の老人性子宮内膜炎の言及
【子宮内膜炎】より
…結核性子宮内膜炎は,結核菌感染による慢性子宮内膜炎で,卵管結核からの下行性感染によって起こり,20~30歳の若年婦人に多い。老人性子宮内膜炎は,子宮の老人性萎縮のため,子宮頸管が狭小化して閉鎖することにより分泌物が貯留し,大腸菌などの上行感染により生ずる子宮留膿腫であり,慢性に経過する。周期性の下腹痛があり,子宮体癌でも同様の症状をみる場合があるので,これとの鑑別を要する。…
※「老人性子宮内膜炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」