世界大百科事典(旧版)内の《老子考異》の言及
【汪中】より
…詩文では駢文(べんぶん)の名手として知られ,また考証にも長じていたが,瑣末な訓詁考証にとらわれず,斬新な見解を示した。《墨子序》では,2000年来異端として排斥されていた墨子を孔子と並列してもちあげ,《老子考異》では,老子を孔子より後の人とするなど,後世の古代思想研究に大きな影響を与えた。その主な著述は《述学内外篇》に収録。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」