世界大百科事典(旧版)内の耕起具の言及
【農具】より
…一方,中耕農業においては,もともと労働を集約化しなければ農業そのものが成立せず,また労働を集約化すれば土地生産力が格段に高まるから,経営を拡大するよりも,むしろ労働を集約化して人力を利用する道具の発達を促した。
[犂]
犂は,耕起具のうちで最も重要なものであるが,湿潤地で用いられたものと乾燥地でのそれとでは基本的な違いがある。前者では,深く耕した土塊を反転し,地表に繁茂した雑草を埋め殺す。…
※「耕起具」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」