世界大百科事典(旧版)内の耳鍼療法の言及
【耳】より
…この考え方は,すでに前1世紀末には存在していたとの記録がある医書《黄帝内経(こうていだいけい)》に述べられている。以来数多くの医書が耳診と耳鍼療法(じしんりようほう)について触れ,現在の耳介の各部が全身諸器官のどれと対応するかという地図までつくられている。しかし西洋医学が動物の身体を支配する神経系と脈管系のほかに,耳診と耳鍼療法を基礎づける中国医学独自の経絡説を認めないかぎりは,これを理解することは絶対に不可能である。…
※「耳鍼療法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」