聖なる野蛮人(読み)せいなるやばんじん

世界大百科事典(旧版)内の聖なる野蛮人の言及

【ビート・ジェネレーション】より

…この運動の端緒の一つに,解放された個性の自然発生的な発動に力点をおこうとする文学・芸術上の新運動があったが,アレン・ギンズバーグの詩《吠える》(1956),ジャック・ケラワックの小説《路上》(1957)などは,ビート運動の高らかな宣言であったともいえるし,ノーマン・メーラーの評論《白い黒人》(1957)などはその強力な擁護論であった。この運動に参加した人たちは,具体的には,それぞれの行動様式にニュアンスをもたせて,ヒッピー,ヒップスター,〈聖なる野蛮人〉などと呼ばれることもある。この運動の一つの特色として,西欧的な合理主義に背を向けて東洋的なもの,ことに禅Zenと呼ばれるものへの著しい傾斜がある。…

※「聖なる野蛮人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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