世界大百科事典(旧版)内の聖隷福祉事業団の言及
【臨終】より
…これは死に直面した患者が尊厳死を迎えるためのあらゆる支援を与える組織として出発したが,そこにみられる臨終の理念には,いわゆる病院の〈管理死〉に対する強い反省と批判がみとめられる。この運動はヨーロッパやアメリカにも急速にひろまり,日本でも聖隷福祉事業団などを中心として,わずかではあるが同様の構想にもとづく施設が作られるようになった。 この問題に関連して想起されるのは,アメリカのホスピス運動の草分けの一人として活躍をつづけてきたE.キューブラー・ロスの仕事である。…
※「聖隷福祉事業団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」