世界大百科事典(旧版)内の肖似性の言及
【肖像】より
…肖像は祭壇画や物語画(歴史画)の中に描き込まれる場合もあり,独立像についても,神話的存在などに擬した〈見立て〉像がつくられることがある。厳密な意味での肖像は,外貌の忠実な記録であることを前提とするが,この肖似性の要求は,時代や社会の現実に対する態度のいかんによって変化するものであり,無視されることすらないわけではない。また,人物の切り方に基づく〈胸像〉〈半身像〉などをはじめ,肖像には種々の形式があるが,あらゆる時代,社会において任意の形式が用いられてきたというわけではない。…
※「肖似性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」