世界大百科事典(旧版)内の肺コクシジオイデス腫の言及
【コクシジオイデス症】より
…菌は,土壌および野生の齧歯(げつし)類から分離され,生体内と培地上では異なる形態を示す二相性菌で,感染は胞子の吸入により主として肺に生じるが,初感染の60%は無症状で,残り40%が不定の呼吸器症状から肺炎を起こす。慢性の肺コクシジオイデス腫は,肺の繊維性肉芽腫性浸潤を示し,予後はよい。播種性コクシジオイデス症は,皮膚,骨に好発し,とくに顔面,頭部にこぶ状病変を生じる。…
※「肺コクシジオイデス腫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」