肺浮揚試験(読み)はいふようしけん

世界大百科事典(旧版)内の肺浮揚試験の言及

【嬰児殺し】より

…刑法上では胎児が生きた状態で母体外へ一部露出した時点をもって,民法上は全部露出した時点をもって〈人〉とみなしている。呼吸したか否かは肺浮揚試験(肺内に空気が入っていると水に浮くことを利用した試験),胃腸浮揚試験(胃腸内に空気を嚥下しているか否かの検査)によって判定するが,第1呼吸をする前に殺害されたり,便壺内へ産み落とされたときのように第1呼吸時異物を吸引した場合は生産児でも肺浮揚試験は陰性となり,一方,腐敗が著しかったり,人工呼吸で空気を強制的に送りこんだり,肺が凍結している場合は未呼吸児でも陽性となる。(3)生後の生存期間 期間の長短により判断資料は異なる。…

※「肺浮揚試験」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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