肺迷走神経反射(読み)はいめいそうしんけいはんしゃ

世界大百科事典内の肺迷走神経反射の言及

【呼吸】より

…以下に述べる多数の呼吸調節のメカニズムの大多数は,フィードバック型のループをつくっていて,神経性および化学調節の調節因子による中枢神経系への求心性入力のほとんどすべてがこの呼吸中枢に収束し,呼吸調節の効果は呼吸中枢からの神経性出力の変化として現れてくる(図14)。 呼吸反射による神経性調節には,気道にある肺伸張受容器から起こるヘーリング=ブロイエル反射,肺刺激受容器,肺胞壁のJ受容器から起こる反射,肺血管反射,肺化学反射などをふくむ肺迷走神経反射がある。また,気道とくに咽頭,喉頭,気管,気管支内面にある咳の受容器の機械的および化学的刺激によって発生する求心性インパルスが,肺迷走神経内を上行して延髄に達してひき起こされるの反射,鼻腔内の受容器から三叉神経内を上行する求心性インパルスによって起こるくしゃみの反射のように,防御反射としての意味をもつ反射がある。…

【ヘーリング=ブロイエル反射】より

…肺迷走神経呼吸反射ともいう。呼吸調節機構の一つ。1868年K.E.K.ヘーリングとブロイアーJosef Breuer(1842‐1925)が報告したため,この名がある。呼吸は吸息と呼息のリズムから成り立つが,そのリズムは中枢神経によって調節されているほか,末梢からの求心性情報によって影響を受ける。たとえば,吸息によって肺が拡張されると,肺の伸展受容器が刺激され,その受容器からの求心性情報は迷走神経を通って脳幹にある吸息中枢を抑制し,その結果,吸息筋を支配する吸息性神経活動を抑制し,反射的に吸息を呼息に切り替える。…

※「肺迷走神経反射」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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