コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

胎児性水俣病

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

胎児性水俣病

胎児の時に母親がメチル水銀に汚染された魚介類を食べ、胎盤を通った水銀で被害を受ける。脳の発育が不十分だったり、神経細胞が壊されたりして、言語の障害や運動失調など様々な症状を抱える。1962年に胎児性患者の存在が証明された。熊本、鹿児島両県によると、55年以降に生まれた水俣病の認定患者は77人(3月末時点)。複数の患者団体によると、そのほとんどが胎児性患者とみられ、このうち約20人が亡くなっている。生存者も体調の悪化などで、多くは療養施設やケアホームなどに入所している。

(2016-10-21 朝日新聞 朝刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

世界大百科事典内の胎児性水俣病の言及

【水俣病】より

…そのほかに,水銀の摂取を止めても症状が進行する例(遅発性水俣病),徐々に症状が進行する例(慢性型水俣病)などの存在も明らかになった。
[胎児性水俣病]
 妊娠中に母親がメチル水銀を含んだ魚介類を食べ,それが胎盤を通過して起こった先天性(胎児期)のメチル水銀中毒で,1958年ころに発見され62年に最終的に結論が出された。妊娠中,分娩時に異常はなく,出生後の精神・運動機能の発達遅滞によって気づかれた。…

※「胎児性水俣病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

胎児性水俣病の関連キーワード原田正純上村智子

今日のキーワード

かりゆし

1 沖縄方言で「縁起がよいこと」「めでたいこと」を表す語。2 「かりゆしウエア」の略。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

胎児性水俣病の関連情報