《胚と祖先》(読み)はいとそせん

世界大百科事典(旧版)内の《胚と祖先》の言及

【生物発生原則】より

…しかし20世紀に入ってから,その期待は実現されないことがしだいに明らかとなり,それとともにこの説は多くの面から批判を受けるようになった。イギリスの動物学者ド・ビーアの著書《発生学と進化》(1930),《胚と祖先》(1940‐58)はそのような批判の決定打ともいうべきものである。批判ないし否定的見解のおもな点は,(1)個体発生の事実は系統発生の事実をそのままくり返すわけではないこと,(2)個体発生には系統発生が反映すること,(3)ヘッケルの書いたように系統発生が個体発生の〈機械的原因〉であるのではなく,個体発生の変化が系統発生をつくりだすのであること,などに要約することができる。…

※「《胚と祖先》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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