世界大百科事典(旧版)内の胞果の言及
【実】より
…瘦果(そうか)acheneは小型で1種子をもつ実で,狭義には1心皮性のもの(イチゴ,キンポウゲ)であるが,多心皮性の場合(オミナエシ,キク)も含めることが多い。カサスゲのように果皮が薄く種皮と離れているものを胞果utricule,イネのように果皮と種皮が合着しているものを穎果(えいか)caryopsisと呼ぶ。堅果(けんか)nutはクリ,ドングリ類,ハシバミのように比較的大型の堅い果皮をもつ実であるブナ科の堅果の基部にある椀状体(クリのいが,ドングリ類の皿)を殻斗(かくと)と呼ぶ。…
※「胞果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」