胸墻(読み)きょうしょう

世界大百科事典(旧版)内の胸墻の言及

【兵器】より

…普仏戦争(1870)では優秀な小銃を装備したフランス軍が局地の歩兵戦闘では有利だったが,新式の施条砲を採用したプロイセン軍がその砲兵をもって,小銃の射程外でフランス軍歩兵を撃破したのがフランス軍敗北の有力な一因となった。 防者は甲冑に代わる防護力として野戦でも胸墻(きようしよう)(胸の高さに積んだ土堤),後には塹壕(ざんごう)陣地を構築するようになった。日露戦争(1904‐05)では,鉄条網をめぐらし掩蓋(えんがい)機関銃を配置した塹壕陣地を攻撃した日本軍は,その野・山砲では陣地を破壊できず,多くの死傷者を出した銃剣突撃でも攻略は困難だった。…

※「胸墻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android