能楽養成会(読み)のうがくようせいかい

世界大百科事典(旧版)内の能楽養成会の言及

【三役】より

…シテ中心主義に傾きやすい能楽社会にあって,三役の技芸を継承する演者は不足しがちである。三役の養成は,各流家元・職分が個々に行うほか,早く明治期に池内信嘉(いけのうちのぶよし)が能楽俱楽部(のち能楽会に吸収)で囃子方を養成したのに始まり,東京音楽学校およびその後身の東京芸術大学音楽学部でも課程を設け,また1954年には東京都と国庫の補助金を得て能楽三役養成会(のち能楽養成会と改称)が発足するなど,公的機関でも行われてきたが,84年能楽養成会の事業は国立能楽堂に引き継がれた。【羽田 昶】。…

※「能楽養成会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android