腐食生物(読み)ふしょくせいぶつ

世界大百科事典(旧版)内の腐食生物の言及

【糞】より

… 糞には多量の有機物が含まれており,双翅(そうし)目や鞘翅(しようし)目の昆虫,糞生菌類など糞を栄養源として生きる生物も多い。これら糞食性生物coprophagesは,動植物の遺体や分解物を食べる生物と合わせて腐食生物saprophagesと呼ばれ,生態系の物質循環にとって重要な役割を果たしている。またミミズは枯葉や有機物の残骸とともに土を飲みこみ,小さな糞塊として排出するが,これによって土は中性化され,通気性・通水性もよくなるので,ミミズの糞土は耕地の改良に効果がある。…

※「腐食生物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android