世界大百科事典(旧版)内の膠質ダイナマイトの言及
【ダイナマイト】より
…またケイ藻土ダイナマイトは今日ではまったく用いられていない。
[ニトロゲル系ダイナマイト]
ニトロゲル含量が20%以上で薬質が可塑性を示す膠質(こうしつ)ダイナマイトと,ニトロゲルが6~20%で薬質がぼろぼろしている粉状ダイナマイトがある。ニトロゲル系ダイナマイトには,ニトロゲルそのものの松ダイナマイトのほかに,硝酸アンモニウム,硝酸カリウム,硝酸ナトリウムなどの酸化剤,デンプン,木粉などの可燃剤,ニトログリセリンの代替物,膠化助剤,成形助剤としてのニトロ化合物,さらに爆発温度を下げ,火炎の発生を防ぐための減熱消炎剤(食塩,塩化カリウムなど)を含むものがあり,桜,桐,榎(えのき),桂,梅などの植物の名を冠した名称で呼ばれる。…
※「膠質ダイナマイト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」