世界大百科事典(旧版)内の膿球の言及
【化膿】より
…同時に,組織から放出される白血球走化因子や,細菌の酵素によってできる強力な走化性をもつ補体分解産物の作用によって,多量の白血球が血管から遊出する。白血球は,食菌作用を示して細菌を貪食し,膿球とよばれる脂質に富んだ細胞となる。細菌や白血球の出すタンパク質分解酵素によって壊死に陥った組織のタンパク質融解が起こって液化が進み,化膿という状態になる。…
※「膿球」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」