臨時地方財政補給金(読み)りんじちほうざいせいほきゅうきん

世界大百科事典(旧版)内の臨時地方財政補給金の言及

【地方財政】より

…(4)第2次大戦期 1937年以後日中戦争の進展により戦争関係費を中心に地方経費が増加し,他面,軍事費財源の確保のため地方税・地方債が抑制されたため,貧困町村を中心に財政窮迫が進んだ。それに対し,1936年発足の町村財政補給金が37年より臨時地方財政補給金へ拡大され,さらに総動員体制樹立のための補給金として恒常化され増額されていった。40年戦時下の矛盾を解決するため地方財政制度の抜本的改正が行われ,とくに分与税制度の新設により地租,家屋税,営業収益税の地方への還付という形で財政調整制度が本格的に成立し,また戸数割は市町村民税へ改正された。…

※「臨時地方財政補給金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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